2023年 3月2日 ついに入院

2023年3月2月(木)

ついに入院

確かに喉の違和感は強くなり、時に強い咳も出る

激しい動きをすれば、かつてはなかった呼吸の荒らさを感じる

でも元気だ

自分でも自分が病人であるとは感じない

 

病棟担当医師にたずねた

「コーヒー飲んで良いですか?」

「もちろん良いですよ、段々風味が分からなくなるから今のうちですよ」

確かに命は大切だけど、生きるってなんだ?

 

3月3日(金)

入院2日目

午前中に放射線治療

他は何もない

今日の昼から+330円の特別食

まあ、、、こんな程度かな

土日、夜の点滴まで特に何も治療はない

妻に日曜日の差し入れを色々お願いした

入院って意外にいろんなものが必要なんだな

 

3月5日(土)

ひたすら退屈

持ち込んだPCで映画を見て過ごす

頼んだ特別食も味がおかしくなってきた

やっとの思いで食べきった

もう何を食べても同じだね

別料金払う意味がない

 

3月5日(日)

昨夜点滴用の針を刺して固定

点滴の開始は今夜からなのに、日曜日は殺らないから今のうち

ということなんだろうな

 

喉の腫れが大きくなった

放射線に抵抗力しているのかな?

退屈だけど平穏な日は今日が最後

明日からは抗癌剤投与が始まり、丸々1日

ひょっとしたら明後日まで点滴は続く

 

どんどん本格的な病人になっていく

 

窓際が空いたので部屋を移動した

差額ベッド代がかからない4人部屋

パーティションはカーテンだけど隣とは空間があるから気にならない

何より明るくて外が見えるのはありがたい

占有スペースもこっちのほうが広くて快適だ

夕方まで何も治療がない

とてもゆっくりと時間が流れている

 

3月6月(月)

いよいよ抗癌剤投与が始まる

副作用、どんなのがどんなふうに出るのだろう?

遂にイッパシの癌患者になった気分だ

 

放射線室の前で待ってるとルンバが動いていた

病院の床掃除にルンバ、凄いな

被ばくリスクを少なくするためかな?

成る程なと思ったけど

これで何人の賃金が失われたのだろうか

便利さって労働を奪うんだよね