2024.9.13 13日の金曜日

学生時代に

憧れの彼女と

初デートは

13日の金曜日

ジェイソンだった

 

懐かしい

甘酸っぱい思い出

 

 

あれから45年

2024年の13日の金曜日

大学病院の頭頸部腫瘍科内科

外来の診察

 

検査結果は聞いているから

今さらビビる事はない  

と思って診察室のドアを開ける

 

医師の説明

今後考えられる治療薬

 

1.プラチナ製剤

古典的抗癌剤

昨年使用しているから今回はない

 

2. 5-FU(ファイブエフユー)

日本での発売が1967年だから

既に半世紀以上経過している

進行を抑えるだけ

他にないのか?

 

3.タキサン系抗癌剤

どちらかと言えば進行抑制

他の抗癌剤との併用が一般的かな

 

4.セツキシマブ

比較的新しい薬

頭頸部扁平上皮癌における

キードラッグの 1 つらしい

 

5.免疫チェックポイント阻害薬

ニボルマブと言うより

オプジーボと言えば

あー!って思い出すかな

 

ノーベル医学・生理学賞を受賞した

京都大学本庶佑教授が開発

 

開発に伴う裁判があり

小野薬品が本庶教授と

京都大学に280億円を支払った  

 

【安くなって】1瓶約73万円

まともに支払うと

保険適用しても

1ヶ月に 数百万円の自己負担額

(高額療養費制度はあるけど)

 

カビがはえた古い薬や

新しいのはクソ高い薬

それでも効けば良いけど

ひと言で言うなら

進行を抑えるレベル

 

冗談じゃない

まだくたばってたまるか

と思っていたら

 

現在

当院では

治験を行っています

 

とさ

 

未承認薬だけど

まだこの病院で

3例しか症例はないけど

やってみるしかないでしょ!

 

薬剤の適応性の検査を受け

結果を待って 来週また外来

 

希望はある