2024.6.26 時計

自分は通常

自動巻の腕時計を愛用している

スイス製の有名ブランドだが

もう相当な年月が経過している

 

ただ根強い人気と希少性のあるデザインで

今では買った時の数倍の価格で

ネット等では売買されているらしい

 

手術直後は暫く集中治療室になる

時計は持ち込めないし

自動巻は人間が動いてないと止まる

 

なので何か代わりの時計はないかと探したら

あった

 

国産の懐中時計

ちょっと今どき珍しい

 

20代の頃勤務していた 外資系製薬会社で

成績を評価され貰った時計だ

 

蓋付きじゃないのが惜しいが

裏面には自分の名前が刻まれている

 

 

40年近く前の時計

動くか心配だったけど

電池を交換したらきちんと動く

 

さすがはクォーツ

さすがは世界のSEIKOだ

 

これを持って入院しよう  

もちろん時間を確かめられるのは

一般病棟に移ってからだけど

 

 

 

考えなきゃ良いのに

どうしても考えてしまう

  

来週の今頃は

意識は完全に戻って

恐らくあちこちの痛みで

うなっている頃だろうな

 

手術により死亡する確率は

1%よりも大きくなる

医師の冷静なコメントを思い出す

 

来週の今頃

ちゃんと目覚めている

と信じよう